池の防水補修

今年も、もう8月です。
60を過ぎると、時の流れと、頭髪のバイバイの速いこと。

池の修復の開始のタイミングを狙っていました。
天気がよく、風が無く、仕事が暇であること。
今日はその条件をクリアーです。

今回は、FRPの練習を兼ねて少しだけやってみました。

FRPの材料です。
一番前のボトルは硬化剤です。樹脂に1~2%混ぜて使います。
中列右から、プライマーです。
下地塗料です。コンクリートの細かいヒビなどに浸透し
防水と上に塗る樹脂の接着力を高める役目があります。
左の丸い缶はトップコートです。
仕上げに塗り、樹脂を保護し耐候性を高めます。
上のビニールの袋に入っている物は滑り止めの砂で、
トップコートに混ぜて塗ります。
左の四角の缶は、洗浄剤のアセトンです。
刷毛などの洗浄に使います。
後ろの大きい缶が主剤の樹脂です。
パラフィンを含んでいるインパラと、パラフィンを含んでいない
ノンパラがあります。インパラは硬化後パリパリに硬くなります。
今回はノンパラを使います。
硬化後、柔らかさを保持させるためと、ノンパラはパラフィンを混ぜるとインパラ化できますが、インパラはノンパラ化できないからです。

道具です。写真上の右から
ポリカップ。1リットルです。樹脂の計量用です。
左の丸い筒は養生シート。現場のゴミの混入を防ぐため使いす。
中列右から
塗布用のローラーと塗料トレイです。
その左の緑の柄のはローラーの柄です。
左隣は、脱泡ネジローラー2本です。
樹脂塗布後ガラスマットの中の空気を追い出すために使います。
一番左は、説明は要りませんが刷毛2本です。
写真手前右ゴム手袋とスポイトです。10ccと2ccです。硬化剤の計量に使います。

防水用ガラスマット#450 5m2本です。
2重積層で10平米予定しています。

20センチくらいに適当に手でちぎりました。細かいガラス繊維が飛散しますので、防塵マスクが必要です。

作業手順
最初にコンクリートが十分乾いていることを確認し、プライマーを塗布します。コンクリートに十分滲み込ませます。
1回目が乾くまで待ちます。気温により違いますが約15~20分。ほとんど乾いたら2回目を塗り、また乾くのを待ちます。
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プライマーが乾いたら樹脂でガラスマットを塗り込みます。
まず、樹脂に硬化剤1~2%を混ぜてよく攪拌します。
今回は硬化を遅らせるため、1%でいきました。
すぐに硬化を始めますので、段取りしっかりしておきます。
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樹脂をプライマーを塗布した上にたっぷり塗ります。
その上にガラスマットを置きます。ガラスマットは数種類の大きさのものを用意しておくと、作業がスムーズに進みます。
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ガラスマットの上から再度樹脂を塗ります。刷毛でガラスマットを叩くように塗ると、樹脂がガラスマットの中によく浸透します。
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ネジローラーでガラスマットを擦りながら、マットの中の空気を追い出します。空気が混入していると、下地との密着が不十分で耐久性と防水性を阻害することになります。
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以上で作業は終了です。このあと仕上げとしてトップコートの塗布がありますが、次回にします。

プライマーを2回塗りしました。
1回目は滲み込みがすごかったですが、2回目は少なかったです。

下地に樹脂を塗り、その上にガラスマットを置き、ガラスマットの上から再度樹脂を塗ります。樹脂が硬化するまでにネジローラーで、マットの中の空気を追い出しながら、ガラスマットが十分樹脂を含むようローラーをかけます。

ガラスマットは使用前は2~3ミリもあり、キャンバス地のような質感です。こんな分厚いものを塗るのと思っていましたが、
樹脂で塗り込むと、ティッシュペーパーのような薄さになって
しまい納得です。

本日の失敗
樹脂がついた脱泡ローラーを不用意に置いていたところ池の底が剥がれてしまいました。 トホホ・・・・です。

今日は練習も兼ねていたので、約1平米ほどでしたが、
暑さのため、結構きつかったです。

次回は、いつに。。。

朝顔も昼過ぎには暑さでぐったりしおれていました。

紫式部です。

明日、八月二日は長野市のびんずる祭りです。