さいごの「ありがとうございました」

一昨日6月30日、10年間経営したDPE店を閉じました。

1週間前から、閉店を知ったお客さんや友人達が訪れ、
寂しいねぇ。。。
どうして止めちゃうの。。。
こまっちゃうなぁ。。。
どこえ行っちゃうの。。。
これから何するの。。。

などなど、惜しみの声を掛けてくださいました。
ほんと、ありがたい限りです。

そして、
盛り花、花束、祈念の品々、手作りのジャム、
自宅で採れた野菜などなど沢山頂きました。

自分たちが思っていた以上に、お客さんの心の中に
入り込んでいたんだなと、うれしい限りです。

これも全て、妻のお陰です。
私だけだと、きっと寂しく最後の日を過ごしたことと思います。
感謝、感謝です。

午後8時過ぎに、最後のお客様をお送りし、
いつもの通り、掃除し、機械を洗浄し、レジを閉めて。。
また、明日もあるが如き店を出ました。

思っていたより淡々と、最後の一日を過ごしました。

帰宅後、家族でシャンパンで10年間の労をねぎらいました。

あっという間の10年でした。
しかし、10年前の事を振り返ると、遠い昔のような思いがします。

「いらっしゃいませ」 「ありがとうございました」の一言が
すっと口から出るまで1週間掛かったなぁ。

立っているのがきつくて、バックヤードの床に
大の字になっと寝たことも。

おとうさん「パートさんの給料が足りない」
妻の声が胸に突きささることが二、三度。

いろいろあったけど楽しかった想い出が今は財産だ。

皆に、ありがとうと感謝の思いです。