2月8日に長野県の村井知事が、田中知事が打ち出した「脱ダム」宣言から方針転換をすることを表明した。脱ダム方針の基に建設中止となった長野市の浅川に穴あきダムを建設すると言うものである。私個人としては非常に残念な方針転換であると思います。
脱ダムの理念は非常に斬新で、その方針を打ち出すこと事態がが非常にエネルギーが必要なことで、誰にでも出来る事では無いと思う。従来の手法に胡坐をかいていた方が楽で、敵を作ることもなくいい知事でいたはずである。せっかくのチャンスを長野県民は自ら失ったことになる。我々が現在享受している快適な暮らしは先人の智恵と英知で形成されたインフラに負うことが大きい。私たちが100年200年後の人達が享受できるシステムを残すことが、先人に対する恩返しではないだろうか。治水は人類の永遠の課題で5年や6年で出来ることではない。結論を急がず辛抱強くもっと時間を掛ける度量が必要ではないだろうか。
わが家の「ダム」。樋から取水し約200リットル貯水できます。我が家は「脱ダム」宣言しません。ダム派です。