住職になった先輩

 サラリーマン時代の職場の先輩から昨年(2006年)頂いた年賀状に「僧侶の修行をしている」と、記されていた。一時的な思いつきと思いながら、気にしないいでいた。ところが今年頂いた年賀状には「住職になりました」と書かれていました。まさか、そんなに簡単に住職に成れるのかと思いつつ賀状に印刷されていたメールアドレス宛てにメールしておいた。一週間が経ち、10日経っても何の音沙汰が無い。きっとメールが届いていなかったのかなと思っていたところに電話がかかってきた。久しぶりに聞くお声も、しゃべり方昔と全然変わらない。パソコンがウイルスにやられ返信できなかったとのことである。しばし昔話に花を咲かせ、酒の話しになった。檀家さんから頂いたお酒があり、一人では飲みきれないので送るよと言う。いやいや今度お伺いした時に頂きますと丁重に辞退した。僧侶になられたきっかけ、独り暮らしのこと、ご家族のことなど色々お話ししたいことが山ほど有ったが、夏ごろバイクで訪問することを約束して電話を切った。
 翌日、新潟のお寺から荷物が届いたと家族が言う。まさかと思ったが、昨日の先輩からのお酒が2本である。お断りしたのに、セッカチナところも僧侶になられても変わらないな、と独り苦笑しながらありがたく頂戴した。夏の新潟へのツーリングが楽しみである。