「VESPA バリエータ移植」カテゴリーアーカイブ

VESPAバリエーター取り外し

今年もあっという間に1カ月が過ぎ、はや2月突入。2月も寒波と不安定な天候に振り回され気が付けば半ばになってしまった。

天候不順でサイクリングにも行けず、寒さで外での作業も億劫だ。が、来月はもう3月。モタモタして居られない。春に備えて準備を始めないと。太陽が顔を出したチョットの間に重い腰をあげ、昨年オークションで落札したVASPA PK80のエンジンから部品取りを行った。

獲物はバリエーター(変速機)だ。エンジンのクランク軸に特殊な六角穴付きナット1本で固定されている。8ミリの六角レンチで外すもビクともしない。固着するような場所でもないのが、インパクトレンチで攻めるも緩む気配なし。

バーナーで炙るか冷却するか、バーナーは内部でゴムやプラの部品が使われていると溶かす恐れがある。従って冷却することにし、RUST BLIZARDと云う冷却し潤滑油を浸透させて固着を解除するものらしい。最終的には取り外すことができたが、どうもインパクトレンチの使用ミスによるものだったようだ。

外すのは真ん中の特殊ナット

下の画像が特殊ナット。円筒型で一方に六角穴、反対側にネジが切ってある六角穴付きナットである。

余っている六角レンチを加工してソケットでインパクトレンチで使えるようにした。(下図)

苦労してインパクトレンチで取り外すもソッケトを破壊して不成功。

次にRUST BLIZARDとヘキサゴンソケットを購入し攻める。

インパクト用ヘキサゴンソケット

作業中ふとインパクトレンチの手元を見ると違和感が。
回転方向が「F」になっている。外すのだから「R」だよね。。

回転方向切換えスイッチが「F」になっている
スイッチを押し込んで「R」に切り換える

そうなんです。。インパクトレンチの方向を間違えていました。
ガ~~ン

いとも簡単に問題解決。
さて、これからこいつを分解するのに。。。簡単にいきそうもない。

VESPA PK80エンジン購入

一昨日オークションで落札したVESPA PK80のエンジンが届きました。非常に希少車種でほとんどオークションに出品されることはありませんでしたが、日々のウオッチで遭遇できました。他に入札がなくスタート値で落札できました。部品取りとして使います。

開梱にワクワクします。
段ボールを取ると・・お宝です。
ざっと見状態は良さそうです。
欲しかった部品は左右のプーリー(バリエーター)です。そのまま移植できれば良いのだが・・

昨年レストアを完了したPK125(PK50⇒PK125に変造)のバリェーター(変速機)のドリブンプーリー(ホイール駆動側)はPK50の部品を流用しています。

そのためエンジンの本来の性能を発揮できず、特に出だしと最高スピードに限界があります。PK80のバリエータを移植できればもう少し性能アップができればと期待しています。

掛かった費用
・エンジン・・・・・・11000円(税込み)
・送料・・・・・・・・2310円
・クーポン値引き・・・1100円
・トータル・・・・・・12210円