「竹細工」カテゴリーアーカイブ

竹細工再開

しばらく中断していた竹細工を再開することになりました。

以前は車で高速を使い一時間以上掛けて教室に通っていました。
同行していた仲間3人(私も含め)共後期高齢者で億劫になり、中断とも中止とも宣言もないままズルズル行かなくなりました。

別の同好会の懇親会で竹細工に話が及び、新しく一人が興味を示したので、従来の仲間3人で相談し再開することになりました。
幸い仲間の一人が近くから竹を採らしてもらえる竹藪を開拓してくれたことも再開の大きな追い風となりました。

そんな訳で早速竹採りをしました。作る作品のあてもないのに、3メートルほどの竹を2本頂きました。
そして、竹細工の最初の工程の油抜きを行いました。

材料の竹
油抜きに使う木灰
バケツに適当に灰を投入
水を投入して良く混ぜる
スポンジやタワシに灰の水を付けて竹の汚れを落とす
乾くと灰は白く残る
残っている汚れはゴシゴシしっかり落とす ここで手抜きすると仕上がりに影響する
水で洗い流すと鮮やかな青竹に変身

竹細工 輪弧編み3作目

輪弧編みの三作目です。直径12.6mmの小さな鉢をつくりました。


輪弧編み1枚が終わったところです。同じものを2枚編みます。


胴部分完了。


口を絞ります。


共縁で縁を作ります。


仕上がりました。


裏はこんな感じ。


パッと見良さそうに見えるが。


きれいに作れません。

数をこなしながら前進。。だね。

材料データ
・輪弧ヒゴ 幅:2㎜ 厚さ:0.3mm 長さ:45cm 26本
・底六つ目ヒゴ 幅:2mm 厚さ:0.3mm 長さ:20cm 18本  
・胴回しヒゴ 幅:4mm 厚さ:0.5mm 長さ:40cm  1本
・籐 幅:1mm 厚さ:0.3mm 長さ:30cm 1本

輪弧編みの中心円の治具の作成

輪弧編みは2枚の輪弧編みを重ね合わせる「輪弧合わせ」と言う工程があります。2枚の輪弧を綺麗に合わせるためには、2枚の輪弧のサイズをキッチリ揃えることと中心円を真円にすることです。
そのための治具を作りました。

今回は輪弧のサイズが52mmなので直径52mmの円板を作成しました。

使った工具です。

直径を合わせて刃の位置を決めます。

板を固定します。

で、ドリルの先端に工具を付けてカットします。

こんな感じで円板をカットできます。

 

 

竹細工・輪弧編み

久しぶり竹細工です。今回は輪弧編み(りんこあみ)に初めて挑戦しました。

仕上がった二作です。余っていたヒゴを使って作りました。編み方を覚えることに重点を置いていたので、仕上がりは良くありません。

特に縁の編み方が全然ダメです。とりあえず輪弧編みの基本はマスターしました。

 

竹細工 せん引き器改造

竹細工に使う自作せん引き器(厚さ決め器)の改造を行った。最初に作ったせん引き器ではヒゴの厚さにバラツキがでてしまうと言う不具合があった。原因は刃が微妙に浮きヒゴへの食いつきがバラツキ、結果的に厚さにバラツキがでてしまっていた。原因は解っていたが解決策の実現に悩んでいた。

刃の浮くのを抑えるため次の3点の改造を行った。
①台を木から鉄板に変更
②刃の可動部を丁番からベアリングに変更
③可動部を支えるアーチの高さを低くした

改造前のせん引き。

台を3.2ミリ厚保の鉄板に変更。

穴を開け部品を取り付けていく。

ベース部が完成。

可動部の構成部品。

可動部金具に9ミリのベアリングを小型万力で圧入する。

圧入したベアリング。内径4ミリ外径9ミリ。

ベアリング付き可動部金具をアーチ(梁)にねじ止めする。

可動部のベアリング。

刃の台に可動部の連結金具を取り付ける。

裏側。

刃の台(可動部連結金具付き)をアーチの可動部金具にあてがい位置を微調整する。

ベアリングにシャフト(ネジ)を通してナットで固定する。

刃を付けて完成。

アーチを支柱に挿入し刃の角度を微調整し固定する。

完成です。

アーチの高さがだいぶ低くなってねじれなど変形が無くなった。

ヒゴの厚さを隙間ゲージで決める。

改造結果、刃の浮きが無くなりヒゴの厚さもばらつきが無くなり精度の高いヒゴが製作できるようになった。

 

 

竹細工 網代編のそばざる

寸法を間違えたひごを使って網代編みのそばざるを作ってみた。

24×24センチの四角の網代プレート。

枠を作る。

枠に沿ってササラ2段で網代プレートをサンドイッチにして枠に籐で括り付け固定した。

いきなり完成(表面)

裏面