北海道サイクリング(計画編)

サイクリンを始めてから50数年が経ちました。若かりし頃漠然と日本一周などという夢も描いてみましたが、いつの間にか忘れ去られていました。
今年の4月、信濃毎日新聞に80歳になられる諏訪市在住の写真家石川文洋さんが、徒歩で日本縦断す計画が紹介されました。
衝撃てきでした。80歳の方が徒歩で。塩漬けされた私の夢が、夢から覚まされましたね。なんとなく出来るかな?。ハードルはいくつかある。まず家族の同意。体力的なもの。家族の同意は反対ならやめる、と軽い気持ちで独り言のように言い放つと、肩透かしのようにオッケー。体力は?。計画では一日120~150キロ、3日間走ることになる。こんな距離を三日連続で走ったことは、最近ではない。ただ、昨年の末から今年の春にかけて100キロ超走行は3度ほどあり、平坦な北海道なら何とかなりそう。問題は三日間。踏ん切りがつかないまま計画を進める。

ルートはこんな感じ
札幌から宗谷岬までの約420キロを3日間で走破するもの。

まず北海道までの移動をどうすか。幸い6月に「大人の休日倶楽部」の北海道5日間乗り放題26000円の企画がある。それを利用することにする。日程だ。予定表とにらめっこで6月25日~29日にする。キャンペーンの乗車券は問題なく買えたが、指定席は訳が違う。指定席の販売は1ケ月前から。往きの指定を買うため5月26日に開店前から並んだ。希望列車の変更があったものの札幌までの足を確保できた。
次は帰り。稚内から長野まで。稚内を6月29日の始発で出て、最短乗り換え(6回乗り換え)でも長野には22時になる。新幹線の指定が確保できないと、その日のうちに長野まで帰れないことになる。開店前から並び何とか確保できた。

足は確保できたから後に引けない。連泊のサイクリングとなるといつもの日帰りサイクリンとは全く違う。

輪行と長距離のため装備は最小限にしなければならない。

輪行・・出来る限り小型化する⇒フロントフォーク抜きとしそれに合わせて輪行袋を自作。
バッグ・・サドルバッグとウェストバッグとする。サドルバッグは10ℓのサイズ。雨具、工具、下着、ウエアーを詰め込む。
安全装備・・ヘッドライトは小型のLEDライト・単4三本。リアの警告灯は手持ちのキャットアイ。
計測装備・・ワイヤレスのサイクルコンピュータ。スマホの「旅ログ」アプリでトラッキングする。
工具・・パンク修理工具セット。ヘッドスパナ。六角レンチ&+-ドライバーセット。ペンチ。ビニールテープ。
給水・・500cc水筒二本。
通信装備・・スマホ。充電電池(10000mh)、充電器。
カメラ・・一眼レフ、コンデジ。
その他・・ビニール袋(20ℓ)、マッジクテープ(1m)

雨具・・上下とも登山用GATEX(montbel)
上着・・【移動】登山用長袖シャツ(montbel)、【走行】Tシャツ(montbel)、スポーツインナー(IGNO)。
ボトム・・インナーパンツ(UNIQLO)、タイツ(UNIQLO)、八分パンツ(Monbel)
防寒着・・ウインドブレーカー(montbel)
帽子・・CAP(montbel)
手袋・・サイクリング用指先なし(montbel)
※服装は全て化学繊維のもを選択。

以上の装備を10ℓサドルバッグと3ℓ位のウエストバッグに収納した。移動時はサドルバッグをベルトで肩から下げ、カメラなどは100均の紐付きバッグに入れ背中に背負い、全ての荷物は身に着け、片手で自転車を持って移動した。

北海道サイクリング一日目(平成30年6月26日)