バフ掛け

フロントフォークのスプリンガー化でバフ掛けが完了しました。
対象部品は以下の4点です。
・トップブリッジ
・クッションアッパー
・ハブ
・ブレーキブラケット


トップブリッジ。元が鮫肌のようでしたので鏡面化は苦労しました。
240番ヤスリを使いグラインダーで鮫肌を取りました。


クッションアッパー、バネクッションを支えるブラケットです。
アルミ合金なのか、硬かったです。
ですのでホドホドの仕上げで妥協。


ハブです。面積が大きいので仕上げに苦労しました。


ブレーキキャリパーを取り付けるブラケット。
これも鮫肌から鏡面に仕上げました。


ハブの処理前です。


トップブリッジの400番で研磨途中状態です。

迫るトシには勝てず・・・・今回は大幅に機械の力を借りました。
仕上がりも片目を瞑ることころも多々です。


ハンドグライダー


ドリル、細かい所を担当しました。

ディスクグラインダー、仕上げにも大活躍。


左はディスクグラインダー用サイザルバフ
右はドリル用硬綿バフです。


仕上げ用フェルトバフ


研磨剤
ライム・・・・中みがき用
サイザー・・・・粗みがき用


ドリル用ホイル、240番


研磨ディスク、240番


今回初めて使用したペーパーヤスリ
空とぎ用で目詰まりしないので効率アップの一押し品。


3Mスポンジ研磨剤、水か石油をつけて使う。目詰まりしたら洗うと
何回も使える優れもの。
左から
スーパーファインは#320~#600までの粒度
ウルトラファインは#800~#1000までの粒度
マイクロファインは#1200~#1500までの粒度


仕上げ用研磨剤
左 MOTHERS
右 メタルコンパウンド
メタコンで研磨した後、MOTHERSで最終仕上げを行う。

バフ掛け手順
・対象物の洗浄
 サンエスK1の5%液で油汚れを落とす
・クリアー塗装の剥離
 剥離剤ではがし、取れなかったところはヤスリで落とす
・鋳物のミミやバリを鉄ヤスリで削り平面にする
・表面の状況に応じて180番~400番の耐水ペーパーで下地を整える
・これからバフ掛け
 デスクグラインダーにサイザルバフを装着し
  サイザルバフに粗い研磨剤(サイザー)を塗りつけて研磨を行う
  サイザーが終わったら細かい研磨剤(ライム)で研磨する
 バフをフエルトに替え
  仕上げ研磨剤(青棒)で研磨する
・デスクグラインダーが使えない所は
 耐水ペーパーで粒度を200番ずつ上げて、1500番
 程度までひたすら手で研磨する
 好みにより1000番程度で止めてもいいし、1500番
 以上までがんばってもよい
・最終仕上げ研磨
 メタコンで2~3サイクル研磨する
 MOTHERSでやはり2~3サイクル研磨して完了

結果は根気の程度と妥協の有無で~す。