そばを食う

 昼飯にそばを食うことにした。以前新聞で紹介され「田村」と言うそば屋さんが気になっていたが、場所がわからなかった。たまたま偶然その店を住宅街の一角に見つけた。そのうちと思っていた日が今日訪れた。

 そんなに遠くはないので、歩くことにした。店に着いて愕然。出るときに一瞬頭をよぎった「定休日」の札がドアに。

 閑静な住宅街の小道なので、会う人も居ないが、何となく気恥ずかしい。キョロキョロしながら通りすがりを装って別な道を引き返した。

 さて、何を食べようか。歩きながら頭の貧弱なデータベースを検索する。ラーメンは熱いし、パスタやピザは重いし、程なく「にしざわ」の名前がひっかかった。

 Mウエーブの通りにある、自家製粉、手打ちそばの店である。 今度は車を飛ばした。始めての店である。3組7人ほどの客がいた。シンプルで清潔感溢れる感じのいい店である。

 お品書きを見ないで「もり」を注文すると「ざる」ですねと言う返事。「ノリはかかっているんですか」「かかっていません」「ではそれをお願いします」

 待つこと10分くらいででてきた。久しぶりの本格的な?そばを食する。先日ラジオを聴いていたら、うどん三本、そば六本とか言う言葉があるらしい。箸でつかむときに、うどんは三本、そばは六本くらい口に運ぶのがいいらしい。そんなこと言ったって、腹が減っているときは豪快に、ツルツル、シュルシュルいきたいものだ。普通の盛りを頼んだのであっという間に無くなってしまっつた。

 私てきには、ちょっと硬めかなと思う。汁はもう少し甘いほうが好きである。久しぶりに美味いおそばを味わった。


普通盛り800円なり

 ついでの話。そばを食べる前に写真を撮っていたら、隣の若い二人組みの女性にクスクス笑われてしまった。