望遠レンズマウント修理

2週間前の旅行中、ニコン一眼レフのカメラを落下させ、望遠レンズ(AF-S NIKKOR 18-105 3.5-5.6G ED VR)のプラスティックマウントのフランジ部を壊してしまった。旅行中は絆創膏で補強し何とか撮影をした。

当然修理をするつもりで調べると。ニコンだと1万~1万5、6千円かかりそう。調べているうちに自分で修理したというサイトに出会う。

自分もできそうなので、修理部品を探すと、時々利用している中国サイトで見つけた。純正品ではなく、コピー品だと思われる。価格も200円程度である。早速3個注文し、昨日届いた。

今日、その交換作業を行こなった。

まずマウントの周りのネジ5個を外す。接点部を固定しているネジは形状が違うので戻すときに間違えないようにしておく。

真ん中の筒状の部品を持ち上げて外す。

外したあとの状態。

次いで、マウントとレンズ鏡胴を固定しているネジを外す。
このネジを3個外す。

マウントを引き上げる。左下に見えるリード線を切らないように慎重に持ち上げる。

このリード線を切らないように。

マウントを裏返してリード線を固定しているネジを外す。リード線の下にバネが付いているので、レンズの鏡胴の中に落さないように気を付ける。

マウントを外した状態。

外したマウント。

裏返すと。
板棒のついたリングがマウントの中にある。それを外す。

このネジを外して、板状のリングを回すとマウントから外せる。

板状のリングを新しいマウントに移植する。右が新しいマウントに移植した状態。

マウントをレンズ鏡胴に戻す。
リード線の固定を忘れないように。

マウント固定ネジを全て締めて、修理完了。

新旧のマウント。左が旧、右が新。

使用工具。
左より
・ピンセット
・精密プラスドライバー #.00
・精密プラスドライバー #.000

修理後の感想。カメラにレンズを装着するとき若干渋い(重い)感じがする。交換マウントが純正ではないので、精度も悪く成型のバリがある。まあ、仕方ないか。撮影画像の検証はこれから。とりあえずこのまま使ってみよう。